目次
[mokuji]
ざっくりと紹介 栃木県佐野市とは?
今回ぶらりするのは栃木県 佐野市。
以前伺った館林市、足利市からもアクセス良好で、「鶴舞う形の群馬県」で言うと鶴の頭辺りだ。
山間部まで含めると縦長の形であり、誰もが一度は聞いた事があるであろう「佐野ラーメン」で有名なのもここ佐野市。「佐野ラーメン会」という佐野ラーメン専用のポータルがあるのでラーメン好きな人は是非参考に。
他にも佐野アウトレットモールや唐澤山神社、三毳山、出流原弁天池などが有名で山間部では石灰工業が盛んであり遠目から見ても真っ白に見える程である。
ちなにみ、劇場版TRICKやガキ使笑ってはいけない、戦隊モノやライダーモノなど特撮系の撮影場所にもなっていたりする。
そんな栃木県佐野市を、Canon EOS Rを片手にぶらり旅。
佐野市(さのし)は、栃木県南西部(安足)に位置する市。
引用元 : Wikipedia
人口は約11万人で、那須塩原市に次ぎ県内第6位。近年は佐野ラーメンとアウトレットモールで有名である。
使用機材
Canon(キャノン) EOS R
どこへ行くにも手放せない我が初のフルサイズ機でありメイン機種。
ぶらり旅をする度にその高性能に驚かされ感動する。
性能と価格のバランスが良く、コスパ抜群。
万人にオススメの万能機種。
Canon(キャノン) RF24-105mm F4 L IS USM
泣けなしの大枚を叩いて導入したLレンズ。
その描写力や動作性能、そして赤いリングの所有欲は今まで使用してきたレンズとは段違い。
自分の様な’自称フォトグラファー’には十分過ぎる程の高性能を誇る。
ちなみにF2.8通しの大三元レンズは小指の爪すらかすらなかった模様。
Manfrotto(マンフロット) Element MII
言わずと知れた安心安全マンフロット製トラベル三脚。
本体重量約1.5kg、耐荷重8kg、全伸高160cm、格納高42.5でボール雲台タイプ。
RF24-105装備で一切問題無し。
約2kgのSIGMA 150-600 + 660gのCanon EOS R装備でも雲台ボールが耐えられないなどの問題も無し。
それでいてAmazon(アマゾン)にて実売15,000円を切るこちらも恐るべきコスパモンスター。
撮影方法や被写体によっては高さや低さ•雲台タイプなど合わない事もあるかもしれないが、今のところぶらり旅用途においては十分過ぎるスペックだ。
なおインスタの方でも投稿しているのでこちらも是非チェック。
透き通る名水百選 出流原弁天池をぶらり。
今回のぶらり旅スタートは出流原弁天池。
佐野市街から北西に位置するここは日本名水百選にも選ばれており、栃木県指定天然記念物でもある。
さすがは名水百選、水の透明度はかなりの物で池を泳ぐ鯉の姿はもちろん、池の底が見える程透き通っている。
池の周りの紅葉の見事。もちろん夏には夏の新緑溢れる力強さが、冬には冬のどこか儚くも神秘的なそんな四季折々の良さがある。
近くには売店や駐車場、トイレなどもある。
すぐ隣には旅館やニジマス釣りを楽しめる施設もある。
「ホテル一乃館」という旅館があり、宿泊はもちろん日帰り入浴やランチなども楽しめる模様。
「赤見温泉フィッシングフラワーパーク」はニジマスを釣ってその場で焼いて食べる事が出来る施設。
週末などは家族連れや観光客で賑わっている。
こちらもあわせてぶらり旅。
雰囲気は千と千尋の神隠し 懸造の磯山弁財天
次に向かったのは隣接する磯山弁財天。
約1,000年前、唐沢山城主である藤原秀郷公によって建立されたもの。
何度か消失しては立て直しを繰り返し、現在の本殿は鎌倉時代に再建された物との事。
釘を一切使わない建築技法は「懸造」というもので、日本伝統古来の建築技法だ。
他の有名所だと京都の清水寺などがある。
約1,000年前、唐沢山城主である藤原秀郷公の勧進により弘法大師が相州江ノ島辨天にて護摩修行時の護摩の灰にて造られたものといわれています。
引用元 : 磯山弁財天観光協会
懸造(かけづくり)は、崖などの高低差が大きい土地に、長い柱や貫で床下を固定してその上に建物を建てる建築様式。主に寺社建築に用いられる。崖造、舞台造などとも呼ばれる。
引用元 : Wikipedia
トンネルのむこうは、不思議の町でした。 いざ本殿へ
そしてここ磯山弁財天は最近、スタジオジブリ作品の千と千尋の神隠しにも雰囲気が似ているとちょっとした話題に。
ジブリ美術館には幾度となく足を運び、DVDは勿論、ジブリの教科書を始めとした書籍関連も網羅するジブリ大ファンの自分にとっては抑えておかなければならない。
麓にある楼門。
どこからともなく「モルタル製か」と声が聞こえてきそうだが、木造朱色造りのれっきとした歴史ある楼門。
前述の通り約1,000年前に建てられた物だ。
トンネルの向こうは不思議の町なのかもしれない。
蛙人と言っては弁財天様に大変失礼だが、千と千尋脳では勝手に変換されてしまう。
蛙人とは序盤のシーンに出てくるお父さんのアウディが衝突しそうになるあの石像です。
本殿はまるで湯屋 朱色で着飾る日本古来の懸造
麓の楼門から本堂に至るまで見事な朱色。
緑深い山の中にある朱色の本殿は遠目からでも一眼で分かる美しさだ。
そして長い長い石階段を上がって行くとやがてその本殿に到着する。
日本伝統古来の建築技法「懸造」の素晴らしさ、巧妙な造りが見事。
これが遥か1,000年前に建てられた物だと言うから驚きだ。
そしてやはりどうしたって千と千尋の神隠しに登場する湯屋をイメージしてしまう。
水神にして七福神 弁天様の遣い 蛇伝説
ここ磯山弁財天では写真の他にも至る所に白蛇の置物が目に付く。
七福神の一人でもある弁財天は元々河川を神格化した水に縁が深い神様。
また周辺では蛇にまつわる神話も多く残されているそうで、この地域では長い蛇の夢を見ると縁起が良いとされている。
そんな蛇を弁財天の遣いとして共に崇拝しているのだという。
河川の神格化や白蛇というワードもどことなく千と千尋の神隠しに登場するハクを彷彿とさせる。
皆様ご存知の通りこのハクは以前は川の神様であり真の名を饒速水小白主(ニギハヤミコハクヌシ)と言い、白竜の姿にも変身する。
一応ジブリスト的見解を申せば、書籍•映像資料の中にはここ磯山弁財天もモデル•参考にしましたとは明記明言されていない。
だがそれでも確かに、雰囲気やイメージは近い物があるかもしれない。
決して振り向いてはいけない。
そんなこんなでぶらりして参りました栃木県佐野市にある出流原弁天池•磯山弁財天。
千と千尋の神隠しに似ているという噂を聞きつけ馳せ参じた訳ですが、確かに似ている。
正式に公言はされてはいないものの、その雰囲気は十分味わう事が出来るだろう
またそれとは別に、ここは大変歴史ある魅力に溢れた場所であり、散策するだけでも楽しめる。
隣接する一乃館でランチや宿泊するもよし、フィッシングパークでニジマス釣って食べるもよし。
スポットが密集しているのでそう時間も掛からず観光できるはずだ。
ぶらりしている内に危うく’自称フォトグラファー’という真の名を忘れる所だった。
帰り道、「決して振り向いてはいけないよ」とどこからか声が聞こえた気がした。
私は振り返らず車に乗り込みその場を後にした。
コメント
この記事へのコメントはありません。
トラックバック:タヌキ達が出迎える、モダンとノスタルジーが交差する町。 〜Canon EOS Rでぶらり旅。〜 –
トラックバック:北関東の小京都と輝くイルミネーション 〜Canon EOS Rでぶらり旅。〜 –
トラックバック:『こちら第三路地裏探検隊。』タヌキ達が出迎えるモダンとノスタルジーが交差する町 館林編第二話 〜Canon EOS Rでぶらり旅。〜 – Chilltive.life